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  • 岡山市北区の「新築・外構・造園」施工例|ピンコロ石がリズムを刻む和の通路|さり気なく導かれる|GSL

    Works(施工例) K HOUSE ガーデン工事 #034 さり気なく導かれる Green Scape Lab(GSL) さり気なく導かれる |previous| |next| Works  前回の「#31 さり気なく導く 」が完成した後、今回は玄関から南側のスーペース(通路と庭)をどうするか?というご依頼でした。打ち合わせの中で生まれたたテーマは「つながり」です。前回、洗い出し舗装、植栽、化粧砂利を用いて接道からさり気なく玄関へと導く流れをつくりました。その延長線上にある庭へと向かう小道は、幅の制限があったため直線となりましたが、前回同様、洗い出し舗装、植栽、化粧砂利で仕上げました。小道と庭の境はピンコロで見切り、砂利の種類を変更しています。これは境界を明確にし別空間へ誘う意思を示しています(ここまでは通路、ここからは庭)。  庭には濡れ縁前にちょっとしたスペースがあり、そこに景石を五石据えました。ゆったりとした気持ちで濡れ縁に座り庭を眺める、室内から庭を眺める・・・。様々なシーンで心を落ち着かせることができる坪庭スペースです。坪庭は庭の南東角にあり、西へと通路は続いていきます(物置場、勝手口、テラスへ)。この通路に面白みを持たせるために、二つの要素を重ねました。すなわち、歩きやすさを考えた直線基調の洗い出し舗装(接道からつながっています)+遊び心を加えた飛び石風の大中小三種のピンコロ(ランダムに見えますが計算された配置です)。それにより、機能的で変化に富んだ通路が生まれ、現代的な和の庭のポイントとなっています。  まだまだ植物が育ち切っていないので、隣地の構造物が見え隠れしています。今後、植物が生長し上手にコントロールしていくことで、よりプライベート感のある庭になっていくことでしょう。 Data K HOUSE さり気なく導かれる 工種:ガーデン工事 所在地:岡山市北区 竣工:2020年 建築設計・施工:倉敷木材 外構造園設計・施工:Green Scape Lab(GSL) 施工協力:Garden Belle/庭匠 隠れみの庭 材料協力:(株)LIXIL/平尾物産(株)/名木田石材店/倉敷木材(株)/三洋建材(株)/(株)佐藤園芸

  • 倉敷市の「新築・外構・Gフレーム」施工例|アルミフレームが繋ぐ22mの開口と門柱|開口を最大限に活かす|GSL

    倉敷市の二世帯住宅における新築・外構施工例。LIXILの「Gフレーム」を22mにわたり大胆に配置し、建物と調和する美しい水平ラインを強調。鳥居をくぐるような連続するアルミフレームが、玄関までの動線に安定感と統一感を与えます。Green Scape Lab(GSL)による構造美の提案です。 開口を最大限に活かす |previous| |next| Works  二世帯住宅のエクステリア工事です。二区画分の22.0mが接道しており中央部に建物の玄関、両サイドに駐車スペースといった配置でした。それぞれのスペースに統一感を持たせる方法を模索し、22.0mの開口をアルミフレームでつなぐ案に至りました。建物、アルミフレーム、門柱、カーポートはそれぞれ独立していますが、アルミフレームにより違和感なくおさまっています。さらに建物の箱型形状とアルミフレームの水平を強調した形状が見事に呼応し、安定感と統一感を与えています。  駐車スペースから玄関に向かう時、数本のアルミフレームをくぐることになります。これは神社の鳥居をくぐる感覚を連想させ、自分が日本人であることを再認識する出来事でした。 Data S HOUSE 開口を最大限に活かす 工種:エクステリア工事 所在地:倉敷市 竣工:2013年 建築設計・施工:へーベルハウス 外構造園設計・施工:Green Scape Lab(GSL) 施工協力:三宅左官 材料協力:平尾物産(株)/名古屋モザイク工業(株)/(株)LIXIL/セキスイエクステリア(株)/(株)ユニソン西日本など

  • 岡山市北区の「庭リフォーム・外構・造園」施工例|新旧の石が導く旬彩の通路|紅葉をくぐって|GSL

    岡山市北区の庭リフォーム・外構・造園施工例。10周年を機に石を再利用した通路へ一新。店内外の連続性を白玉石で演出し、料理のつまものになる植物を植栽しました。紅葉をくぐって入店する粋な仕掛けがお客様を迎えます。Green Scape Lab(GSL)による、旬を彩る前庭の提案です。 紅葉をくぐって |previous| |next| Works  お店がオープンして10年が経とうとしています。これを機に前庭を整備することとなり、オープン時と同様今回も声をかけていただきました。前回様々な条件で出来なかったことを今回のリノベーションで実践し、前回以上の空間を作り上げることが10周年のお祝いになると信じてプラン作りに勤しみました。  まず、初めに着手したのは通路です。前回の方形飛び石+化粧砂利敷の組み合わせから、歩くことに重点をおいた通路へ変更いたしました。10年が経ち良い感じになっている方形石は廃棄せず再利用し、そこへ乱形石を新たに加えて通路を仕上げました。これは歩きやすさと組み合わせの面白さ、素材間のリズムなどを生んでいます。 次に内と外の連続性の意識付けを行いました。直接的な箇所は店内で用いられている白玉石を店外でも用いたことです。さほど目立つ場所ではなく気づくことも少ないかも知れませんが、ガラスを隔てて砂利が続いているさまは内と外との連続性を感じさせます。  店名にもなっている”旬彩”=”旬のいろどり”は、料理のなかでの表現にとどまらず、前庭に植えられた植物たちが見せる劇的な季節変化も包括しており、内(料理)と外(庭)が繋がっているように思えます。今回、料理のつまものとして利用できるよう、モミジ二種、ナンテン、マンリョウ、アオキ、シロシキブ、ハランなどを植栽しました。イロハモミジを若干傾けて植え付けているため、お客様はモミジをくぐって店内に入ることになります。モミジを感じつつ店内に入り、料理の中にモミジが添えられていたら・・・これも内と外の連続性を感じさせる乙な演出ではないでしょうか?  今回出来上がった時期が春先ということもあり、植栽時に落葉していた樹木が数日で一気に芽吹きました。植物の力強さを感じる出来事です。力強く20年、30年・・・とお客様に愛されるお店となることを願っております。我々もその一助となれれば幸いです。 ※出店しているホテルの解体に伴い、「旬彩 はや斗」は岡山市中区へ移転いたしました。 Data H Restaurant 紅葉をくぐって 工種:ガーデン工事(リノベーション) 所在地:岡山市北区(旬彩 はや斗、現存せず) 竣工:2017年 建築設計・施工:ー 外構造園設計・施工:Green Scape Lab(GSL) 施工協力:エクステリア船本/庭匠 隠れみの庭 材料協力:(株)エクシス/平尾物産(株)/(株)LIXIL/佐藤園芸他

  • 岡山市北区の「新築・外構・造園」施工例|和の配植がモダンを彩るアプローチ|さり気なく導く|GSL

    岡山市北区の新築・外構・造園施工例。直線基調のシャープな外構に、和庭園の基本である不等辺三角形を意識した立体的な植栽を施しました。四季折々の色や香りに包まれ、奥行きを感じながら玄関へと導かれる趣深い空間。Green Scape Lab(GSL)が、光と緑が優しく共鳴する豊かな暮らしを創出しました。 さり気なく導く |previous| |next| Works  敷地面積と建物の配置から、駐車+駐輪スペースと人が歩くスペースは限定的となり、平面構成は直線基調のシンプルなプランとなりました。この直線基調は、シャープでモダンな印象を与え、面積を有効に活用することができます。反面、冷やか、ゆとりが無いといった印象を与えることもあるので、その点を緩和する役割を今回は植物が担っています。そして、植物の配植のポイントは和庭園の基本となる不等辺三角形です。通路の曲がりとなる重要な場所に主木のイロハモミジを置き、高さの異なるハナミズキ、シラカシで高木の不等辺三角形をつくりました。それぞれの高木周りも不等辺三角形を意識し、常緑、落葉を織り交ぜ立体的に配植しました。  来訪者が建物へ向かうとき、奥行き(x)、広がり(y)、高さ(z)を感じながら導かれるように進み、四季折々で表情を変える植物群の色、形、香りを楽しむことができます。また、誘導灯としてポールライトを3基設置しています。こちらも三角形が描かれているので、夜の景も趣深いものとなりました。  まだ着手していない南側の庭スペースは、自由度の高い箇所です。住む前に思っていたイメージと住んでから感じたイメージとの折り合いをつけ、どういった庭にしていくのか?じっくり考えながら次のステップに進むことができれば幸いです。  Data K HOUSE さり気なく導く 工種:ガーデン&エクステリア工事 所在地:岡山市北区 竣工:2019年 建築設計・施工:倉敷木材 外構造園設計・施工:Green Scape Lab(GSL) 施工協力:Garden Belle/ 庭匠 隠れみの庭 材料協力:(株)LIXIL/ 平尾物産(株)/ (株)タカショー/ (株)法山本店/ 倉敷木材(株)/ 三洋建材(株)/ (株)佐藤園芸

  • 岡山市中区の「新築・外構・造園」施工例|重厚なダークカラーと芝生が響き合う|普段着の庭|GSL

    岡山市中区の新築・外構・造園施工例。建物の重厚なダークカラーに同調する素材を用いつつ、美しい芝庭のグリーンで鮮やかなコントラストを演出しました。家族が肩ひじ張らずに手入れを楽しめる、暮らしに馴染む空間。Green Scape Lab(GSL)による、建物と響き合う普段着の庭の提案です。 普段着の庭 |previous| |next| Works  竣工当初に建物を見た印象は、色使いの濃さでした。バルコニーフェンスのダークブラウン色、一階の一部で使用されている外壁タイルのダークグレー色、玄関タイルのダークブラウン~ダークグレー色などです。今回はそれらの濃さを緩和させるのではなく、同調色の素材を用いて全体をまとめるプランを考えました。門柱等に用いたダークブラウン色のブロック(スクラッチタイルやオーストラリアレンガの装い)は懐かしさと重厚さを醸し出しています。ポスト、笠木、レンガはダークブラウン色、表札、フェンスはブラック色を採用し建物周辺との調和をはかっています。この濃いめの仕上材が重苦しく映らないように植物をバランス良く配植しました。特に庭の芝のグリーン色は非常に美しく、ダーク色との見事なコントラストを生んでいます。  植栽工事が完了してから約6ヶ月、緑が整ってきているのを見てうれしく感じました。鉢植えも小さな畑も芝庭も楽しく作業されているのを聞いて安心しました。岡山に用事で来られた娘さんが家には入らず、芝だけ刈って帰られることもあるそうです。”その時にできる人が出来る範囲のことを肩ひじ張らずにする”。自然に普段着でその作業ができる関係性が羨ましくもありました。私も時々伺って、建物やブロック際の芝を電気の力を借りてお手伝いしたいと思っております。 Data W HOUSE 普段着の庭 工種:ガーデン&エクステリア工事 所在地:岡山市中区 竣工:2015年 建築設計・施工:セキスイハイム 外構造園設計・施工:Green Scape Lab(GSL) 施工協力:エクステリア船本/本郷造園 材料協力:(株)LIXIL/(株)ユニソン西日本/(株)美濃クラフト/YKKAP(株)/東洋工業(株)/(株)淀川製鋼所/リビエラ(株)他

  • 岡山市北区の「庭リフォーム・外構・造園」施工例|目隠しフェンスとタイルテラスの楽な庭|ローメンテナンスな庭|GSL

    岡山市北区の庭リフォーム・外構・造園施工例。雑草や周囲の視線に悩むお庭を、タイルテラスと木目調の目隠しフェンスでローメンテナンスに一新しました。将来の駐車スペースも兼ねた広々とした空間は、手入れが楽で家族が寛げる場所に。Green Scape Lab(GSL)による、忙しい家族に寄り添う提案です。 ローメンテナンスを目指した庭 |previous| |next| Works  ご夫婦もお子様も日々忙しくされており、なかなか庭に出る機会がない、庭に出ると雑草が多くて、虫も多くて、猫の糞も、近所の人たちの視線も気になる・・・。「使い勝手が良くて、管理をあまり必要としない庭にしたい」というご要望でした。「もう一台駐車スペースがあればうれしい」というご要望もありましたので、縦長の敷地の半分は将来用の駐車スペース、もう半分は家族みんなが寛げるテラススペースとしました。駐車スペースとテラススペースのタイル色を合わせることにより、スペースが分断されることなく一続きに見え、統一感が得られました。  木目調のアルミフェンスは程よく隣地の視線を遮り、暖かい日の光を入れることに成功しています。さらにフェンスを横板貼りにすることで、より奥行が感じられる空間となりました。  今後は植物の生長を確認しながら、水やり、剪定とブルーベリーの収穫にいそしんでいただけるとうれしいです。 Data K HOUSE ローメンテナンスを目指した庭 工種:ガーデン工事 所在地:岡山市北区 竣工:2013年 建築設計・施工:ー 外構造園設計・施工:Green Scape Lab(GSL) 施工協力:エクステリア船本/本郷造園 材料協力:(株)LIXIL/名古屋モザイク工業(株)/(株)ユニソン西日本/平尾物産(株)/ニッコーエクステリア(株)など

  • 岡山市北区の「新築・外構・造園」施工例|大窪石の小道が紡ぐ緑のトンネル|街中の緑|GSL

    岡山市北区の新築・外構・造園施工例。100平米の敷地に、県産の大窪石を用いた緩やかな小道と、将来的に緑のトンネルとなる豊かな植栽を計画しました。施主自らDIYで樹名板や照明を設置し、植物の成長と共に庭を育てていく楽しみ。Green Scape Lab(GSL)が、街中で自然を散策できる贅沢な空間を形にしました。 街中の緑 |previous| |next| Works  今までの小スペースの庭から、新たに隣地を得て約10m×10mの土地が庭として活用できるスペースとなりました。庭の整備にあたり、周辺のアルミフェンス工事は別の業者さんが、庭のデザインと造園工事を弊社が担当させていただきました。「緑を中心にした庭」がメインのコンセプトで、その緑の中を自由に散策できるように小道や飛び石を配置しています。幅約600mmの細い小道には岡山県産の大窪石を用い、楕円と円を組み合わせた線形を描いています。人工的な線形ではありますが、あまりカチッとした仕上がりにせず、足裏に凸凹を感じる程度の平滑さと何となく緩やかに繋がっていく曲線の雰囲気を目指しました。飛び石は工事中に出てきた石を再利用していますので石質が異なりますが、色味が近いので時間と共に馴染んでいくと思われます。  植栽樹種は、希望の樹種を聞きつつ移植樹と新植樹を組み合わせて選定しています。「木々が育ち、トンネルの様になりそこを抜けて小道を進む。その小道の先に何があるのか?」というワクワク感がこの庭には必要だと感じていましたので、大きく育ちトンネルを形成するであろう樹種、カシ類、モチノキ類やミズキ類、モミジ、アオダモなどの株立ちを中心に植栽しています。  植栽後、樹名板が付きました。これは施主がDIYで作成したもので樹種名、学名、特性などが記されており大変勉強になります(公共で適当に付けられている樹名板よりもはるかに素敵な樹名板です)。他にも自動潅水装置の設置、ローボルトライトの設置、一部のフェンスの造作は施主のDIYです。今後施工予定のウッドデッキや建物と接続する屋根等も自らDIYしていくそうですので、植物の成長と共に周辺環境の構築物の完成が非常に楽しみです。 Data S House 街中の緑 工種:ガーデン工事 所在地:岡山市北区 竣工:2023年 建築設計・施工:ー 外構造園設計・施工:Green Scape Lab(GSL) 施工協力:庭匠 隠れみの庭/Garden Belle 材料協力:名木田石材店/(株)佐藤園芸

  • 備前市の「外構・造園・リフォーム」施工例|電動シャッターとRC壁の邸宅美|既存物との調和(その2)|GSL

    備前市の外構・造園・リフォーム施工例。カーポート設置から3年、念願の電動シャッターと打ち放しコンクリート壁を新設しました。既存の意匠を尊重しながら植栽もリニューアルし、建物と外構がさらに深く馴染む重厚な佇まいに。Green Scape Lab(GSL)による、時を重ねて完成する調和の提案です。 既存物との調和(その2) |previous| |next| Works  カーポートの設置から3年「既存物との調和(その1) 」。今回は施主の念願であった電動シャッターと打ち放しコンクリートの壁が実現しました。今回も前回同様、既存物と新設物が自然になじむことを心がけました(この機会に植栽もリニューアルしました)。 Data N HOUSE 既存物との調和(その2) 工種:ガーデン&エクステリア工事 所在地:備前市 竣工:2018年 建築設計・施工:積水ハウス 外構造園設計・施工:Green Scape Lab(GSL) 施工協力:(有)本山工業/文化シヤッター(株)/彩匠左官/庭匠 隠れみの庭 材料協力:(株)LIXIL/YKKAP(株)/文化シヤッター(株)/四国化成工業(株)

  • 再訪、万博記念公園(その1)|Column(コラム)|Green Scape Lab(GSL)

    #013-01 再訪、万博記念公園(その1) |previous| |next| ​ 「再訪、万博記念公園」という題にしたものの、最初の訪問は小学校の遠足でした(記憶はない。写真があるといった感じです・・・)。ですので、ほぼ初めての訪問です。目的は勿論、太陽の塔内部の見学。映像や画像などで内部がどうなっているのかは、何となくわかっていますが、実際はどんなものなのか?外から見た迫力もすごそうですが、果たして中もベラボーなものなのでしょうか? まずは、太陽の塔の後ろ側から(01~09)。朝日を浴びる太陽の塔。正面に回り込み、開場を待つ(10~15)。内部の様子も少し紹介(16、17)。内部見学後、じっくりと正面~側面を眺める(18~25)。 01 太陽の塔。今回は日本庭園前駐車場に車を停め、自然文化園 日本庭園前ゲートから入場したため、後姿を見ながら近づく。 02 お祭り広場より見上げる。迫力の後姿。 03 普段は中国自動車道側から見ることが多いので、こちら側の姿は初体験で新鮮。 04 圧力を感じながら太陽の塔に近づいていく。 05 実物の後姿を見たことが無かったので、かなり驚き、感動した。 06 見上げる。口には出さないが、心の中でほぇーっと叫ぶ。 07 胴体の後ろの顔は、「黒い太陽」。この世に対する憤りを表している。 08 「黒い太陽」には滋賀県信楽で焼かれた黒タイルが3万枚使用されている。 09 手をいっぱいに広げて、少し後ろに引いている様にも見える。太陽を全身に浴びている感じ。 10 足元を周遊。正面に回り込みながら、塔を見上げる。 11 鮮やかな赤色の稲妻模様を見る。 12 青、白、赤、金。それぞれの色の対比が美しい。 13 足元正面から見上げる。結構近いのでギリギリおさまった。 14 なぜか後姿よりも前の方が腕?が短く見える。その様がかわいらしくもある。 15 よく見てみると、赤のモザイクタイルを使用しているのが分かる。 16 いよいよ塔内部へ。小窓から二つの顔を撮影。1Fは撮影可能だが、体験すべき空間なので、内部の画像は二枚に留める。 17 内部の壁の凹凸。岡本太郎氏は「脳の襞(ひだ)」と表現したが、音響効果を上げるための仕掛けだそうだ。その他は驚きの連続なので、是非体感していただきたい。 18 中央口から太陽の塔正面を見る。もっとも有名で皆が撮影するスポット。 19 高さ約70m!岡山でいうとベネッセ本社ビルとほぼ同じ高さ。 20 「黄金の顔」。未来を表している。 21 「太陽の顔」。現在を表している。 22 角度によっては見えないが、ブルーでペイントされた面が見える。 23 側面も美しい。 24 グーッと思いっきり伸ばそうとしている印象。 25 後面も前面も何かに立ち向かっていく覚悟のような強い意志を感じる ギャラリーから出ました ​ 万博記念公園を訪問するより以前に撮影した各地の太郎作品をこの機会にご紹介。躍進(1972年、陶製壁画、26、27)、こどもの樹(1985年、シンボルモニュメント、28)、明日の神話(1968-69年、アクリル系塗料の壁画、29)。 26 「躍進」。以前はJR岡山駅の新幹線乗り口に向かうエスカレーターの側面に設置されていた。今は探さないと見つからない場所になってしまった。 27 JR岡山駅の改修に伴い、一時見ることができなかったが、2016年から公開されている。 28 「こどもの樹」。撮影時(2013年)、こどもの城はまだ閉館していなかったが、2015年に閉館。今後どうなるのか心配だ。 29 「明日の神話」。渋谷駅構内に展示。たまたま通って、見つけてびっくり。岡本太郎の代表作の一つ。気にも留めず素通りする人々が多かった印象。 ギャラリーから出ました 「太陽の塔」に関する情報やデータは様々な媒体で取り上げられているので、詳細は書かないにしても、素晴らしいモノに出会うたび、「その場で体感しないとわからない!」というあたりまえの言葉を思います。感受するアンテナの感度や受け取り方は人それぞれ異なりますが(自分の年齢、置かれている状況、体調、意気込み、同行した人々、その日の季節、天候、時間等々)、今回の体験はすごかったという衝撃を、見学した誰もが感じた事でしょう。太陽の塔の大きさに驚き、形に驚き、迫力に圧倒されます。内部は外の潔さとは大きく変わり、色彩豊かな空間が垂直方向に広がっています。万博開催当時はエスカレーターで移動しながら展示物を通り過ぎたようですが、今回は階段で内部空間を見学する方法を取っているので、音楽と共に個々の展示物を体感することができます。物理的に不可能なのかもしれませんが、内部空間に何時間滞在しても良いようになれば、もっともっとこの空間に浸れて、理解が深まるのに・・・そこは少し残念な印象です。 私を含めて1970年に開催された大阪万博(正式名称:日本万博博覧会)を知らない世代だとしても、「太陽の塔」を知らない人は少ないでしょう。万博会場の総合設計を行った建築家の名前は知らないとしても、「太陽の塔」を誰がつくったかを知らない人は少ないでしょう。「太陽の塔」を知っている、「岡本太郎」を知っている、「太陽の塔」=「岡本太郎」も知っている。老若男女、幅広い世代で認知されているという事実。これほど作品と製作者が一致するパブリックアートや建築物は、他にあるのでしょうか?岡本太郎氏のグツグツと煮えたぎるような情熱を感じずにはいられません。氏自身の力、万博に関係した人々の力、1970年という時代の力に驚嘆した今回の訪問でした。 次回は万博記念公園内の別の素敵な施設を紹介いたします。 参考資料:「大阪万博-20世紀が夢見た21世紀」、「岡本太郎にであう旅 岡本太郎のパブリックアート」、「建築家坂倉準三 モダニズムを住む|住宅、家具、デザイン」、「CASA BRUTUS EXTRA ISSUE 新説・あなたの知らない岡本太郎」、「CASA BRUTUS EXTRA ISSUE 日本の美術館ベスト100ガイド」、「CASA BRUTUS No.133」、「各種パンフレット+Web.」他 訪問日:2019年1月22日 To play, press and hold the enter key. To stop, release the enter key.

  • 建物と緑について(壁面緑化、屋上緑化等)|Column(コラム)|Green Scape Lab(GSL)

    #014 建物と緑について(壁面緑化、屋上緑化等) |previous| |next| 先日、小面積ですが壁面を緑化する依頼がありました。資料を集めるにあたり、岡山市の中心部にも壁面緑化や屋上緑化の事例があることを知りました。そこで今回は岡山市やその他の地域の作品を紹介し、建物と緑について考えたいと思います。​ まずは、鹿田にある岡山市水道局(01~04)。次に、おかやま信用金庫 内山下支店(05、06)、ストライプインターナショナル本社ビル(07、08)、2019年に施工させていただいたF邸(09~11)、2019年に柳川交差点周辺に完成したグレースタワーⅢ(12、13)、以前訪れた金沢21世紀美術館(14、15)をこの機会にご紹介。続いてJR岡山駅周辺(16)、ロイヤルギャラリービル(17~19)へ。 上述の壁面緑化に加えて、屋上緑化やバルコニーガーデンの一例を紹介。山陽新聞本社(20、21)、岡山ビジネスカレッジ田町キャンパス(22)、旧ジツタ岡山店(23)。以前訪れたアクロス福岡(24~26)、那覇市役所(27、28)、壱岐市立一支国博物館(29、30)もご紹介。最後に旧ふれあい港館ワインミュージアム(31)、ラコリーナ近江八幡模型等(32、33)を。 01 岡山市水道局。長さ約29.0m(25.0+4.0m)×高さ約3.0mの緑の壁がひろがる。 02 2017年竣工。大分、植物が生い茂ってきた。 03 植栽樹種(確認できた種のみ):ツワブキ、オオイタビ類、シャガ、ヒペリカム、テイカカズラ、ツボサンゴ、矮性サルスベリ、クリスマスローズ、ユキノシタ、ヤマブキ、シダ類、セキショウなど。 04 駐車スペースにも緑が。保護材施工後、芝を植栽しているが、現状は・・・。 05 おかやま信用金庫 内山下支店。2013年竣工。植栽樹種(確認できた種のみ):オオイタビ類、ハツユキカズラ、セキショウ、シダ類など。 06 創立100周年事業として、安藤忠雄氏の設計で建設された。枯死が原因かどうかはわからないが、植替えは行われている模様。 07 ストライプインターナショナル。建物竣工は2002年。壁面緑化の竣工は2011年。植栽樹種(確認できた種のみ):オオイタビ類、オニヤブソテツ、シダ類など。 08 オオイタビ類がかなり自由に伸長している。 09 F邸。2019年に施工させていただいた壁面緑化工事の一例。 10 1.8m×1.8m、144鉢、27品種を植栽した。 11 みのる産業(株)が販売しているカベルデユニット(約600mm×600mm:9枚、植栽無し)を使用。支持躯体は建築工事に任せ、植付、育苗後、建込~自動灌水装置の設置を行った。 12 グレースタワーⅢ。植栽樹種(確認できた種のみ):セキショウ、ヘデラグレイシャー、アベリア、ハツユキカズラなど。 13 2019年竣工。こちらはカセット式でポット一つ一つをはめ込んでいく。 14 金沢21世紀美術館。パトリック・ブラン作「緑の橋」(2004年)。竣工から2年経った2006年春の撮影。 15 金沢の気候に適した約100種類の植物が植えられている。 16 岡山駅西口広場。植木鉢にヘデラヘリックスを植栽し、誘引フェンス+マットで壁面を緑化。オーソドックスな方法。 17 ロイヤルギャラリービル。竣工年は分からないが、ここまでのカタチに育てるには相当な年月がかかったと思われる。 18 樹種はナツヅタ類(ブドウ科ツタ属)。 19 紅葉時期に再度訪れてみたい。 20 山陽新聞本社。各階のバルコニーにプランター(固化培土で作成)+植栽を施している。建物の竣工は2006年。 21 植栽樹種(確認できた種のみ):プリベット、オリーブ、アオキ、シダ類、ツワブキ、テイカカズラ、セイヨウイワナンテン・レインボー、ササ類、オニヤブソテツ、ハツユキカズラ、ネズミモチ、ワイヤープランツなど多様。 22 岡山ビジネスカレッジ 田町キャンパス。山陽新聞本社と同じようにプランター(固化培土で作成)+植栽を施している。植栽樹種(確認できた種のみ):ボックスウッド、ヘデラ類、オリーブなど。建物の竣工は2017年。 23 (株)創和設計本社。石井修氏(1922-2007)、1982年の作品。段状に構成された木立とガラスの屋上が特徴。竣工から約40年、残念ながら魅力ある空間が維持されているとは言えない。 24 アクロス福岡。福岡市中央区天神にある公民複合施設(竣工1995年)。2006年に訪れて以来、二度目。植物が青々として気持ちの良い空間。 25 階段を上がって振り返れば、階段状のステージがある。のぼる人も利用する人もあまりいない模様。 ギャラリーから出ました 今回紹介した、6例(岡山市水道局、おかやま信用金庫 内山下支店、ストライプインターナショナル本社ビル、F邸、グレースタワーⅢと金沢21世紀美術館)は、地面に植物を植えない方法を取っているので、今まで多く見られた壁面緑化の方法〔建物や塀の前にフェンスなどを設置して、地面に植栽したつる性の植物を誘引する方法(JR岡山駅西口広場の例。ただこの例も誘引フェンスとヤシ殻マットを合わせて使用しているので、フェンスのみよりも生長しやすい環境と言える)か、甲子園球場の様につる性植物そのものの力で壁面を緑化する方法(ロイヤルギャラリービルの例)〕とは異なります。 この地面に植えない方法で植物を順調に生長させて長く維持することは、かなり困難で工夫が必要となります。1)水の問題:金沢21世紀美術館の灌水方法は分かりませんが、その他の5例は自動灌水で定期的に水を供給しています。物理的に土壌の厚み、量の確保ができない為、保水する体積が大きくなく、乾燥の問題を解決する必要があります。また外壁の温度変化がダイレクトに植物に影響を与えるため、温度変化を抑える方法も必要となります。これらの問題は雨水だけでは十分に解消することができません。自動灌水装置は必須となります。2)土の問題:地面に植栽する場合とは異なり、限られた土の量で生育することになります。最初の数年は根が十分に行き渡っていませんので順調に生長しますが、根が行き渡ってしまった後、どのように生育させていくかが問題となります。問題解消の一つ目は定期的な剪定作業です。一般的に葉の量と根の量は同量と言われています。根の量に制限が出てきた場合、葉の量も人為的に制限して両方のバランスを取るという考えです。二つ目は樹種選定です。今回の例の中でオオイタビ、テイカカズラ、ハツユキカズラ、ヘデラ類、ナツヅタなどは、吸着登はんする種ですので、元々の主根を残しつつ、次の生育できる場所へ自身で生長していくことができます。景観上、良い悪いの判断はそれぞれですが、おかやま信用金庫 内山下支店、ストライプインターナショナル本社ビルのオオイタビは生育面積を増やし、かなり自由に伸長しています。3)肥料の問題:自然環境で植物が養分を得る事ができません。自動灌水装置のシステムの中で液肥を混ぜて施肥することも可能です。大面積を維持管理する場合は人為的な施肥方法の検討が必要となります。その他に日照の問題、自動灌水装置のメンテナンス等も考えられますが、植栽管理計画を十分に熟考、理解し、実行することが長く維持できる最良の方法だと感じました。 問題点を先に挙げてしまいましたが、この方法の最大の魅力は多種多様な植物を同じ面で生育させることができる点です。岡山市水道局は10種類以上の植物を植栽しています。この後、それぞれの樹種間で生存競争が起こり、淘汰されていく種も出てくるでしょう。毎年同じ景色を見せる「緑の壁」ではなく、毎年変化した景色を見せる「緑の壁」に大きな魅力を感じています。そういった意味で今回施工させていただいたF邸は、1.8m×1.8mという小さい面積に144鉢、27品種を植栽しました。この小空間にもストーリーがあり、左斜め上から右斜め下にかけて、山で育つ植物~川辺で育つ植物~海辺で育つ植物を植栽しています。これは川の流れのように上流から下流をイメージしても良いし、モノの流通をイメージしても良い、自然の摂理や重力をイメージしても良いと考えています。環境に適応できた種が勝ち、できなかった種が負ける、弱肉強食の世界をイメージしても良いです。多種多様な植物を同じ面で植える事ができたからこそ実現した表現方法の一つです。 ​ ​ 次に紹介したバルコニーガーデンや屋上緑化の 例は、人がそこに入って管理を行う事ができるので、どれくらいこまめに維持管理ができるかによって美しく維持できる年数が決まっていくように思えます。維持管理にそれほど費用をかける事ができなければ、最初の志とは違った結果になってしまいます(たとえどんなに高名な建築家が設計したとしても)。それは少しさびしいことです。アクロス福岡は竣工して10年以上経ってもなお青々とした緑を有しています。計画段階で、近隣の山々の樹種をこの地に引き込むことを考えていたようで、風、虫、鳥などが運んできた花粉や種子から、最初に植えた植物の量以上の植物が生まれている現状に驚き、感動します。人工の森でありながら遷移がどこまで進んでいくのか?経緯を見守りたい事例です。最後にラコリーナ近江八幡はどうしても気になる場所です。今までの多様性の話とは異なる考えの「単植の美」をどこまで追求、維持できているのかをしっかりと感じてみたいです。 参考資料:「岡山建築散策マップ」、「ラ コリーナ近江八幡」、「緑化樹木ガイドブック」、「みのる産業(株)のサイト 壁面緑化.jp 」、「各種パンフレット+Web.」他 訪問日:2019年9月26日、27日他 To play, press and hold the enter key. To stop, release the enter key.

  • 駆け足で巡る(岡山編)|Column(コラム)|Green Scape Lab(GSL)

    #010-03 駆け足で巡る(岡山編) |previous| |next| ​ 知人が来岡するにあたり、どこに行くのが良いか?今回は岡山ではメジャーな後楽園、岡山城、倉敷美観地区ではない場所を案内し、見学しました(行ったことのある場所とない場所を含む)。まずは吉備中央町にある天籟庵〔#009-01 重森三玲を巡る(その1) で訪問済〕へ。その後、高梁市の頼久寺〔#001-ot 現存天守のこと でちょこっと紹介済〕、鏡野町にある苫田ダム周辺(初めて訪問)、津山市にある津山文化センター(ほぼ初)、衆楽園(二回目ぐらい)を巡りました。 重森三玲記念館及び天籟庵(01~06)。今回の訪問ではありませんが、近隣のきびプラザ(07、08)と広島市現代美術館(09、10)をご紹介。その後、高梁市にある頼久寺へ(11~15)。続いて、紅葉を見つつ北上。苫田郡鏡野町にある苫田ダムへ。目的は国土交通省 中国地方整備局 苫田ダム管理所(16~21)です。 最後は津山市にある津山文化センターへ(22~26)。衆楽園(27)も寄りましたが時間の関係で駆け足で見学。 01 天籟庵。モルタルで造作された波が秀逸。 02 待合から茶室「天籟庵」を見る。 03 待合全景。 04 この茶室には三種類の床の間がある。こちらは「真」。 05 こちらは、「行」と「草」。 06 竹垣は隣接する吉川八幡宮の文字をデザインしたもの。 07 今回訪問していないが、近隣にきびプラザ(設計:黒川紀章、1982年)がある。 08 休日はどうか分からないが、平日は結構閑散としている。 09 同じ設計者だと似てくるのか?という作品。広島市現代美術館(1989年) 10 面白い企画展があれば、時間をつくって訪れている。訪れる度にきびプラザと似ているなーっと。 11 頼久寺。お約束感はあるが、カメラを持った方々はここでシャッターを切るよう。 12 飛び石、砂紋、刈込。ツツジ類の刈込がこの庭園に動きを与えている。 13 メインではない裏庭も良い感じ。 14 奥の愛宕山も入れて。 15 手前が鶴島、奥が亀島。鶴よりも亀の方が亀っぽい。 16 正面に苫田ダム管理所(設計:内藤廣、2003年)を見る。 17 ダムも良いがこちらの建物も恰好が良い。 18 所々に抜けがある。 19 若干のひねりがまた良い。 20 苫田ダムと管理所。 21 近県では高知県に内藤氏が設計した高知県立牧野植物園がある。子供も大人も楽しめる場所。 22 津山文化センター(設計:川島甲士、1965年)。とても残念だが、施設の老朽化に伴い休館中(期間:2018.04.01~2020.03.30予定)。リニューアルオープンしたら、内部を見学しに再度訪問したい。 23 50年以上経っても美しい。 24 古来の社寺建築にみられる三層を支える斗栱(ときょう)構造が特徴。 25 斗栱(ときょう)接写。 ギャラリーから出ました ​ 最初に訪れた天籟庵は今までふらーっと立ち寄って閉まっていることが多く、なかなか中に入れない所かと思っていました。今回、知人の来岡に伴い前もって電話で問い合わせたところ、意外とあっさりと開いているとのこと。柵の外からではなく庭内に入ることができました。さらにタイミングが良く茶室内の障子の取り換え時期で、三種類の床の間、船底天井を見る事ができました(室内は定期的な茶会の時のみ入ることができるそうで、今回は入れず・・・)。時間の流れを感じますが、その時の思いを実現させた「熱」を感じる作品でした。出来れば茶室内から庭が見学できたらなーという思いを残しつつ。 天籟庵の近くには黒川紀章氏設計のきびプラザがあります。筑波研究学園都市は遠方のため、国際科学技術博覧会(1985年)の印象しかありませんが、都市計画と言えば、近隣の播磨科学公園都市ときびプラザのある吉備高原都市が思い浮かびます。播磨科学公園都市、吉備高原都市・・・。当初計画時から現在までの状況をどれくらいの有識者が予想していたのかは分かりませんが、 両都市の閑散ぶりを見るとなかなか厳しい結果になっているなーという印象です。 続いての頼久寺(小堀遠州作)は​高梁市を訪れた際は是非見学していただきたい場所です。青海波を表現したサツキの大刈込が、江戸時代から脈々と維持し続けられているとしたら、感慨深いものがあります。時代時代の植栽管理によって表現方法が変化していないことを祈ります。 頼久寺からは北上し津山方面へ。めったに来ることはないであろう苫田ダムへ迷いながら向かいました。ダムファンではないので詳細は分かりませんが、1953年に計画されてから、紆余曲折を経て1999年に着工、2005年に竣工しました。苫田ダム管理所(2003年)の設計が高知県立牧野植物園(1999年)等で知られている内藤廣氏であることを知り、この機会に訪れました。ダムも素敵でしたが、管理所も手抜きの無い素敵な建築物でした。 最後は津山市内にある津山文化センター(設計:川島甲士、1965年)へ。古来の社寺建築にみられる三層を支える斗栱(ときょう)構造をコンクリートで表現した名建築です。残念ながら、現在休館中(~2020年3月31日まで予定)で中に入ることはできませんでした。ただ外観だけでも素晴らしく一見の価値ありです。そこには隣接する鶴山公園もありますので、 津山文化センターと鶴山公園をセットで楽しむ場所だと感じました。季節がそうさせたのか、時間帯がそうさせたのか、良い感じで年を取った老夫婦のような渋い味が出ていました。いずれにしても解体処分をするのではなく、補強工事等を行い未来に残す選択を行った自治体に敬意を表します。近県の香川県立体育館(設計:丹下健三、1964年)も素晴らしい施設ですので、何とか解体されずに残す方法はないのか?・・・この場所を見て思いました。 今回は「有名無名関係なく面白いモノは面白い」を再確認する体験でした(当たり前と言えば当たり前ですが。)。 ​ 参考資料:「昭和モダン建築巡礼 西日本編」、「各種パンフレット+Web.」他 訪問日:2018年11月12日 To play, press and hold the enter key. To stop, release the enter key.

  • 駆け足で巡る(大阪編)|Column(コラム)|Green Scape Lab(GSL)

    #010-01 駆け足で巡る(大阪編) |previous| |next| ​ 私の出身地は大阪府ですが、かなり南の地域です。しかも大阪を離れて20年以上経ちますので大阪出身と言いながら大阪のことをほとんど知りません。帰省時はあまり自由に動き周れませんが、今回、午前中のみ自由時間を得ることが出来ました。大阪城~堺筋~中之島周辺にかけて、猛ダッシュで色々と巡りました。 ​ ​まずはじめは、JR森ノ宮駅から大阪城周辺を巡ります。 ​ まずは大阪城天守閣(01)→旧第四師団司令部庁舎(02)→Halftecture 大阪城大手前(03)から大阪府庁本館(04~06)へ。続いて堺筋周辺を巡ります。三井住友銀行大阪中央支店(07、08)→高麗橋野村ビルディング(09~12)→オペラ・ドメーヌ高麗橋(13)→日本基督教団浪花教会(14)→芝川ビルディング(15~17)→日本圧着端子製造株式会社 本社(18)→綿業会館(19、20)→綿業会館新館(21)→フジカワビル(22、23)→生駒ビルヂング(24)→新井ビル(25)へ。最後は中之島周辺を巡ります。大阪取引所(26)→難波橋(27)→大阪市中央公会堂(28、29)→大阪府立中之島図書館(30、31)→大阪市庁舎(32、33)→日本銀行 大阪支店(34、35)→国立国際美術館(36)へ。 01 大阪城天守閣。1931年、復興天守第一号として竣工。鉄骨鉄筋コンクリート造。小学生の時に訪れてエレベーターがあったのを覚えている。観光客は外国人がほとんど。 02 旧第四師団司令部庁舎。1931年、天守閣の復興と共に竣工(設計:第四師団経理部)。2017年現在、改修中の為中に入れず、外観のみ撮影。 03 大阪城、大手門近くにある公衆トイレ、Halftecture 大阪城大手前(設計:遠藤秀平、2005年)。周辺の樹木にマッチしたトイレ。同氏の一連の作品、Halftecture 大阪城が数百メートル先にあったようだ。 04 大阪府庁本館。1926年竣工(設計:平林金吾、岡本肇)。堂々とした構え。 05 装飾も力強く美しい。 06 新庁舎が財政難で見送られたり、別場所へ府庁舎を移転する案が出たりと、紆余曲折を経た建築物。現在は手狭となり、近接の民間ビルなどに間借りされた分室が多くなっているとのこと。 07 旧三井銀行大阪支店(設計:曾禰中條建築事務所、1936年)。 08 正面のイオニア式柱頭と側面の柱頭との違いが面白い。 09 高麗橋野村ビルディング。1927年竣工(設計:安井武雄)。個性的でかわいらしいイメージ。戦後に6Fと7Fが増築されたため、意匠が異なる。 10 入り口周辺。月形の意匠が印象的で面白い。 11 全体は褐色のモルタル塗りで、瓦が使用されているのが分かる。 12 通りに面した南北方向は広いが東西方向は極端に狭い。上から見ると薄い長方形。 13 オペラ・ドメーヌ高麗橋。1912年竣工(設計:辰野金吾)。保険会社社屋 → レストラン → ウェディングへと変遷して現存している。 14 日本基督教団浪花教会。1930年竣工(設計:竹中工務店、設計指導:ヴォーリズ建築事務所)。オペラ・ドメーヌ高麗橋の南隣にある。隣接しているので同時に楽しめる。 15 芝川ビルディング。1927年竣工(設計:渋谷五郎、本間乙彦)。 16 様々な店舗が入り、堅実に管理運営されている。 17 玄関内部。内部もかわいらしい装飾がいっぱい。 18 日本圧着端子製造株式会社 本社。2013年竣工(設計:アトリエ キシシタ、マンゴーデザイン・アンド・アーキテクト)。角材を全面に使用した外観が印象的。 19 綿業会館。1931年竣工(設計:渡辺節、村野藤吾)。 20 エントランス周辺。戦前の日本外交の舞台にもなっている。 21 綿業会館新館。1962年竣工(設計:渡辺節建築事務所)。新館も素晴らしい。 22 綿業会館後、堺筋を北上中に発見してパチリ。フジカワビル。1952年竣工(設計:村野・森建築事務所)。歩けば素敵な建築物に当る感じ。 23 ガラスブロックが良い感じ。室内から光が射す雰囲気を見てみたい。 24 堺筋を北上中に発見してパチリ。生駒ビルヂング。1930年竣工(設計:宗建築事務所)。 25 新井ビル。1922年竣工(設計:河合建築事務所)。人気のパティスリーが入っている。 ギャラリーから出ました ​ 今回は午前中のみという限られた時間での名所巡りでした(頑張って計23箇所)。外観で最も印象に残った建物は高麗橋野村ビルディングです(1927年竣工)。かわいさもあり、型にはまらない大胆さもあり、東洋的でもありました。向かいにある三井住友銀行大阪中央支店が威厳に満ちた建物だっただけに、かわす、はずすを試みた印象があります。ただ三井住友銀行大阪中央支店の竣工は1936年で高麗橋野村ビルディングよりも後ですから、かわす、はずすは日本銀行 大阪支店(1903年竣工)、大阪府中之島図書館(1904年竣工)、オペラ・ドメーヌ高麗橋(1912年竣工)、大阪市中央公会堂(1918年竣工)などを意識したのかもしれません。因みに前述の大阪府中之島図書館を除く三つの建築物は東京駅の設計でも有名な辰野金吾氏が関わっており、三井住友銀行大阪中央支店も辰野氏とゆかりのある曾禰達蔵氏、中條精一郎氏が開設した曾禰中條建築事務所が担当しています。 もう一つ印象に残った事は村野藤吾氏についてです。設計に関わった綿業会館は会員制社交倶楽部で外部も内部(入っていませんが・・・)も絢爛豪華。1931年の竣工で村野氏は40歳でした。綿業会館から東へ150m程歩いて堺筋を北上していたところ、ガラスブロックの素敵なビルを見つけました。とりあえずシャッターを切って、後で調べてみると村野氏の設計であることが分かりました。それがフジカワビルでいまでも現役の商業ビルです(1952年竣工、村野氏61歳)。岡山にある村野作品は、残念ながら高島屋岡山店のみです。竣工が1973年ですから、村野氏なんと82歳!90歳を超えても情熱は衰えず、亡くなられる前日まで仕事をしていたとの逸話もあり、ただただ驚くばかりです。 今回の訪問はかなり駆け足となってしまいましたが、権力に屈しない反骨精神と粘り強く継続していく情熱を学んだ名所巡りでした。宇部の渡辺翁記念会館にいつか必ず行くぞ!という情熱を継続しつつ・・・ ​ 参考資料:「ぼくらの近代建築デラックス!」、「いいビルの写真集」他 訪問日:全ての施設 2017年8月26日 To play, press and hold the enter key. To stop, release the enter key.

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