Column(コラム)

#013-01 再訪、万博記念公園(その1)

​ 「再訪、万博記念公園」という題にしたものの、最初の訪問は小学校の遠足でした(記憶はない。写真があるといった感じです・・・)。ですので、ほぼ初めての訪問です。目的は勿論、太陽の塔内部の見学。映像や画像などで内部がどうなっているのかは、何となくわかっていますが、実際はどんなものなのか?外から見た迫力もすごそうですが、果たして中もベラボーなものなのでしょうか?

01:今回は日本庭園前駐車場に車を停め、自然文化園 日本庭園前ゲートから入場したため、後姿を見ながら近づく。

02:お祭り広場より見上げる。迫力の後姿。

03:普段は中国自動車道側から見ることが多いので、こちら側の姿は初体験で新鮮。

04:圧力を感じながら太陽の塔に近づいていく。

05:実物の後姿を見たことが無かったので、かなり驚き、感動した。

06:見上げる。口には出さないが、心の中でほぇーっと叫ぶ。

07:胴体の後ろの顔は、「黒い太陽」。この世に対する憤りを表している。

08:「黒い太陽」には滋賀県信楽で焼かれた黒タイルが3万枚使用されている。

​09:手をいっぱいに広げて、少し後ろに引いている様にも見える。太陽を全身に浴びている感じ。

10:足元を周遊。正面に回り込みながら、塔を見上げる。

11:鮮やかな赤色の稲妻模様を見る。

12:青、白、赤、金。それぞれの色の対比が美しい。

13:足元正面から見上げる。結構近いのでギリギリおさまった。

14:なぜか後姿よりも前の方が腕?が短く見える。その様がかわいらしくもある。

15:よく見てみると、赤のモザイクタイルを使用しているのが分かる。

16:いよいよ塔内部へ。小窓から二つの顔を撮影。1Fは撮影可能だが、体験すべき空間なので、内部の画像は二枚に留める。

17:内部の壁の凹凸。岡本太郎氏は「脳の襞(ひだ)」と表現したが、音響効果を上げるための仕掛けだそうだ。その他は驚きの連続なので、是非体感していただきたい。

18:中央口から太陽の塔正面を見る。もっとも有名で皆が撮影するスポット。

19:高さ約70m!岡山でいうとベネッセ本社ビルとほぼ同じ高さ。

20:「黄金の顔」。未来を表している。

21:「太陽の顔」。現在を表している。

22:角度によっては見えないが、ブルーでペイントされた面が見える。

23:側面も美しい。

24:グーッと思いっきり伸ばそうとしている印象。

​25:後面も前面も何かに立ち向かっていく覚悟のような強い意志を感じる

​ 万博記念公園を訪問するより以前に撮影した各地の太郎作品をこの機会にご紹介。

○躍進(1972年、陶製壁画)

26:以前はJR岡山駅の新幹線乗り口に向かうエスカレーターの側面に設置されていた。今は探さないと見つからない場所になってしまった。

27:JR岡山駅の改修に伴い、一時見ることができなかったが、2016年から公開されている。

○こどもの樹(1985年、シンボルモニュメント)

28:撮影時(2013年)、こどもの城はまだ閉館していなかったが、2015年に閉館。今後どうなるのか心配だ。

​○明日の神話(1968-69年、アクリル系塗料の壁画)

29:渋谷駅構内に展示。たまたま通って、見つけてびっくり。岡本太郎の代表作の一つ。気にも留めず素通りする人々が多かった印象。

 「太陽の塔」に関する情報やデータは様々な媒体で取り上げられているので、詳細は書かないにしても、素晴らしいモノに出会うたび、「その場で体感しないとわからない!」というあたりまえの言葉を思います。感受するアンテナの感度や受け取り方は人それぞれ異なりますが(自分の年齢、置かれている状況、体調、意気込み、同行した人々、その日の季節、天候、時間等々)、今回の体験はすごかったという衝撃を、見学した誰もが感じた事でしょう。太陽の塔の大きさに驚き、形に驚き、迫力に圧倒されます。内部は外の潔さとは大きく変わり、色彩豊かな空間が垂直方向に広がっています。万博開催当時はエスカレーターで移動しながら展示物を通り過ぎたようですが、今回は階段で内部空間を見学する方法を取っているので、音楽と共に個々の展示物を体感することができます。物理的に不可能なのかもしれませんが、内部空間に何時間滞在しても良いようになれば、もっともっとこの空間に浸れて、理解が深まるのに・・・そこは少し残念な印象です。

 私を含めて1970年に開催された大阪万博(正式名称:日本万博博覧会)を知らない世代だとしても、「太陽の塔」を知らない人は少ないでしょう。万博会場の総合設計を行った建築家の名前は知らないとしても、「太陽の塔」を誰がつくったかを知らない人は少ないでしょう。「太陽の塔」を知っている、「岡本太郎」を知っている、「太陽の塔」=「岡本太郎」も知っている。老若男女、幅広い世代で認知されているという事実。これほど作品と製作者が一致するパブリックアートや建築物は、他にあるのでしょうか?岡本太郎氏のグツグツと煮えたぎるような情熱を感じずにはいられません。氏自身の力、万博に関係した人々の力、1970年という時代の力に驚嘆した今回の訪問でした。

 次回は万博記念公園内の別の素敵な施設を紹介いたします。

 

参考資料:「大阪万博-20世紀が夢見た21世紀」、「岡本太郎にであう旅 岡本太郎のパブリックアート」、「建築家坂倉準三 モダニズムを住む|住宅、家具、デザイン」、「CASA BRUTUS EXTRA ISSUE 新説・あなたの知らない岡本太郎」、「CASA BRUTUS EXTRA ISSUE 日本の美術館ベスト100ガイド」、「CASA BRUTUS No.133」、「各種パンフレット+Web.」他

訪問日:2019年1月22日

Green Scape Lab

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