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時間をかけて少しずつ進んでいる作品です。一番初めはクローズドするためのウォールと門扉周辺、二番目は駐車スペース、三番目は坪庭と植栽工事のご依頼でした。今回は一番目と二番目のご紹介です。建物はどっしりとした印象があったため、クローズドする壁の素材も安定感があり、厚み感のあるものを選択しようと考えました。そこで建物でも使用している塗装壁(壁の仕上厚は約200mm)とレンガ角柱(340□)を採用し、厚み100mm程度の出笠木を設けました。さらにレンガ角柱間の間隔を等間隔にして塗装壁を挟み込むデザインとしたことが、安心感とリズムを生みました。
床に使用する素材数はできる限り減らし、洗出し舗装とコンクリート舗装、レンガ角柱などに使用しているレンガの三種類としました。中央の花壇を中心にシンメトリーに駐車スペースを配し、塗装壁とレンガ角柱の間隔とうまく合わせることができました。
一番目の工事が完成して二番目の工事がはじまるまで約4年経ちましたが、時間の差が分からないくらい調和した空間が出来上がりました。
Data
S HOUSE 反復の美学
工種:ガーデン&エクステリア工事
所在地:岡山市北区
竣工:2013年
施工協力店:ウチダ建築工房(有)、本郷造園
材料協力店:(株)ユニソン西日本、平尾物産(株)、(株)エクシス、東洋工業(株)、Only One、セキスイエクステリア(株)、(株)タカショー、ニッタイ工業(株)など
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