#005-01 体力の続く限りペダルを回す(直島その1)

 今回の訪問地は現代アートの聖地と化した直島です。何度か訪れて何度も新しい発見がある魅力的な島を1日かけて巡ります。宮浦港で自転車をレンタルして島を反時計回りに周遊。ベネッセハウス周辺(地中美術館~李禹煥美術館~ベネッセハウス ミュージアム)→本村周辺(家プロジェクト~ANDO MUSEUM)→宮ノ浦周辺というルートです。島の自然を感じながら、アップダウンのある道に負けそうになりながら、体力の続く限りペダルを回し続けました。


宮浦港周辺。

玉野市宇野港から直島へ瀬戸内海の美しい島々が眼前にひろがる。

フェリーは島の西側にある宮浦港へ。

「赤かぼちゃ」(2006年、草間彌生)とSANAAのスツールなどが見える。

海の駅なおしま(2006年、SANAA)。フェリーターミナルとしての機能を有している。屋根の薄さ、柱の細さ、水平感、浮遊感が印象的

海の駅なおしまには観光案内所、カフェ、乗船券売場、特産品販売店などが入っている。

「赤かぼちゃ」。中に入ることもできる。直島に近づいて初めて見えてくるアート作品なので、この後の作品群への期待値が高まる。

 海の駅なおしまを手掛けたSANAAは妹島和世氏と西沢立衛氏による建築家ユニットです。この研修以外で過去に訪れたSANAA作品も魅力的ですので、最も印象深かった金沢21世紀美術館(2004年)を紹介いたします。

金沢21世紀美術館。SANAAの代表作の一つ。兼六園と共に見るべきところ。

外景。上部の箱型の建物、白い!雪の季節はより幻想的になるのでは。

屋内外にはSANAAの座るものがそこかしこに点在している。

ここにも座るものが。一つ一つ座って楽しみたい。

「緑の橋」(2004年、パトリック・ブラン)

魅力的な誘導路(その1)。

魅力的な誘導路(その2)。

魅力的な誘導路(その3)。

室内にも座るものが多数点在(その1)。

室内にも座るものが多数点在(その2)。

室内にも座るものが多数点在(その3)。

室内にも座るものが多数点在(その4)。

 岡山県内のSANAA作品とメンバーの一人、妹島和世氏の作品がある犬島(岡山の中心部から遠いが一応、岡山市東区)も紹介し、犬島で妹島作品とともに訪れてほしい、犬島精錬所美術館も紹介いたします。画像はありませんが、もうひとりのメンバーの西沢立衛氏の近県作品は、直島にある本村ラウンジ&アーカイブ、香川県土庄町の豊島美術館(2010年)などがあります。

岡山大学津島キャンパス内にある交流広場(2014年)。

三次元の妙。

岡山大学津島キャンパス内にあるJunko Fukutake Terrace(2014年)。画像はないが、岡山大学鹿田キャンパス内にはJunko Fukutake Hall(2013年)がある。

犬島「家プロジェクト」 S邸(2010年)。その1。

犬島「家プロジェクト」 S邸(2010年)。その2。

犬島「家プロジェクト」 F邸(2010年)。その1。

犬島「家プロジェクト」 F邸(2010年)。その2。

中の谷東屋(2010年)。画像はないが、他にI邸(2010年)とA邸、C邸(2013年)がある。

中の谷東屋。

犬島には妹島作品の他に犬島精練所美術館(設計:三分一博志、2008年)がある。

銅精錬所の遺構を保存・再生した美術館。

レンガ積みの荒々しさに圧倒される。

 直島は一番最初に目にするものがいかに重要かを示した好例だと思います。フェリーや高速船に乗って島に接岸するときに見える「赤かぼちゃ」のインパクトは、とても大きく効果は絶大です(見るというよりか目に入ってくるといった印象でしょうか。)。「赤かぼちゃ」と同時に見える海の駅なおしまは大屋根の印象は強いものの、「赤かぼちゃ」のどっしり感と比べると軽やかな感じをうけます。建築的には非常に高度な技術を用いているようで、現在の技術革新がなくては実現できなかったという話も聞きました。草間彌生、SANAAといったその道のビッグネームを最初に持ってきて、幅広い層の来島者に衝撃を植え付ける。港一つを取っても気の抜けない演出になっています。


参考資料:「瀬戸内・直島アートの旅 ガイドブック」、「Esquire 5 アートの聖地巡礼。」他

訪問日:2015年05月13日 09:00~

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