イサム・ノグチ庭園美術館の次は四国村を訪れました。何々村といえば真っ先に思い浮かぶのが愛知県犬山市にある明治村。昔の有名な建物が多く展示されている場所といえば東京都小金井市にある江戸東京たてもの園。認知度は低いかもしれませんが、四国各地から移築された民家33棟が復元された四国村も見るべき場所の一つです。
広さ50,000㎡。高低差があり、全てゆっくり見て周ると2時間以上かかります。若くて、興味が合って、足腰に自信のある人にはお勧めのスポットです。寒い時期で平日のためか、イサム・ノグチ庭園美術館で一緒に見学した外国人旅行者二名と他数名にしか会いませんでした。「良いものがある=人気がある」とはならない・・・難しい問題がここにもありました。こういった貴重な文化財を見るたびに思うことは、技術の伝承についてです。石積み、石敷き、石組みを行う中で、セメントを使用せずに石を扱える職人が今後どれくらい残れるのか?技術を持った職人に技術を発揮できる場をどれくらい供給できるのか?石工事に限らず、左官や大工なども同じことです。新しいものを試しながら古いものも採用できるように、知識と経験を重ねていく必要性を常に感じています。
訪問日:2015年01月13日 12:00~
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