Column(コラム)

#004-02 隠れた名所、四国村

 イサム・ノグチ庭園美術館の次は四国村を訪れました。何々村といえば真っ先に思い浮かぶのが愛知県犬山市にある明治村。昔の有名な建物が多く展示されている場所といえば東京都小金井市にある江戸東京たてもの園。認知度は低いかもしれませんが、四国各地から移築された民家33棟が復元された四国村も見るべき場所の一つです。

01:石積み、石の階段、石敷きなどいたるところで石を使用している。

​02:砂糖しめ小屋。四国村の中で最も印象に残った建物。機能的でかわいくて国籍不明な点が魅力。

03、04:四国村ギャラリー(設計:安藤忠雄、2002年)。室内の絵画、彫刻作品などを観た後、長い廊下を抜けると水景庭園が現れる。

05:傾斜なりに段々と水が流れていく。スケールが全く異なるが同時期の淡路夢舞台の「百段苑」を連想させる。

​06:残念ながらベンチはこの空間には合っていない。

07:今回は建物や庭よりも様々な石の使い方に魅力を感じた。

08、09:石敷き。石積み。

10:旧 下木家住宅。

11:染が滝(流政之作)。

12:旧 中石家住宅。

13:旧 丸亀藩御用蔵。美しいなまこ壁。

14、15:石の階段。

16:旧 福井家石蔵。壁面も石、床も石。

17:アーチ橋。モルタルでの補修跡が残念。

18:醤油蔵、麹室。

19:旧 前田家土蔵。素晴らしい左官技術に感心する。

20:最後も石積み。

 広さ50,000㎡。高低差があり、全てゆっくり見て周ると2時間以上かかります。若くて、興味が合って、足腰に自信のある人にはお勧めのスポットです。寒い時期で平日のためか、イサム・ノグチ庭園美術館で一緒に見学した外国人旅行者二名と他数名にしか会いませんでした。「良いものがある=人気がある」とはならない・・・難しい問題がここにもありました。こういった貴重な文化財を見るたびに思うことは、技術の伝承についてです。石積み、石敷き、石組みを行う中で、セメントを使用せずに石を扱える職人が今後どれくらい残れるのか?技術を持った職人に技術を発揮できる場をどれくらい供給できるのか?石工事に限らず、左官や大工なども同じことです。新しいものを試しながら古いものも採用できるように、知識と経験を重ねていく必要性を常に感じています。

訪問日:2015年01月13日 12:00~

Green Scape Lab

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